专利摘要:

公开号:WO1989005733A1
申请号:PCT/JP1988/001286
申请日:1988-12-20
公开日:1989-06-29
发明作者:Saburo Sonobe;Nobuyuki Ishibashi
申请人:Kinyosha Co., Ltd.;
IPC主号:B41N7-00
专利说明:
[0001] 明 細 書
[0002] 発明 の 名称
[0003] 印刷機用 ィ ン キ ロ ー ラ 及 びそ の製造方法
[0004] 技術分野
[0005] 本発明 は、 フ レ キ ソ 印刷機用 、 オ フ セ ッ ト 印刷機用 、 凸版印刷機用等の ィ ン キ装置 の ィ ン キ受 け渡 し ロ ー ラ 及び ィ ン キ の計量 ロ ー ラ と し て使用 さ れ る 印刷機用 ィ ン キ ロ ー ラ 及びそ の製造方法 に関す る 。
[0006] 背景技術
[0007] 近年、 印刷機の簡略化を 図 る た め 、 イ ン キ量を調節す る 装置 ( イ ン キ調整 ボ タ ン ) を省い た キ ー レ ス オ フ セ ッ ト 印刷機が普及 し つ つ あ る 。 こ の キ 一 レ ス オ フ セ ッ ト 印刷機 の主眼 は、 印刷機械の構造の簡略化 と コ ス ト ダ ウ ン と 、 印 刷技能者の熟練度 の不要化 に あ る 。 即 ち 、 従来の 印刷機 は 印刷物の幅方向 の ィ ン キ量を調節す る た め に 数多 く の ィ ン キ調整ボ タ ン を有 し て い る 。 そ し て、 印刷物を定期的 に観 察 し な が ら 、 印刷 に必要な イ ン キ量を調整 し て い た。 以下 に 、 キ ー レ ス オ フ セ ッ ト 印刷機 に つ い て第 1 図 を参照 し て 説明す る 。
[0008] 図中 の 1 は、 イ ン キ 2 を収容 し た イ ン キ壷で あ る 。 こ の ィ ン キ壷 1 の上方 に は ィ ン キ壷 1 力、 ら ィ ン キ 2 を汲 み上 げて表面 に ィ ン キ被膜 3 を形成す る 元 ロ ー ル 4 が設 け ら れ て い る 。 元 ロ ー ノレ 4 の上方 に は、 元 ロ ー ノレ 4 力、 ら の イ ン キ の 受渡 し と 計量の 調節 を行 う メ ー タ リ ン グ ロ ー ラ 5 が設 け ら れて い る o の メ ー 夕 リ ン グ 口 ー ラ 5 は、 図示 し な い芯 金の表面 に イ ン キ保留用 の た め の独立 し た多数の微細な 凹 み (セ ル ) が形成 さ れた ァ ニ ロ ッ ク ス ロ ー ラ と 称せ ら れ る ロ ー ラ が一般に使用 さ れて い る 。 こ の ァ ニ ロ ッ ク ス ロ ー ラ の表面は、 例 え ば第 2 図 ( A ) ( B ) に示す如 く 、 多数の 四角 錐状の独立 し た 凹部 2 a や、 第 3 図 A ) ( B ) に示 す如 く 、 多数の 四角錐台状の 凹部 3 a が形成 さ れて い る 。 メ ー タ リ ン グ 口 ー ラ 5 に接 し て メ 一 夕 リ ン グ C7 — ラ 5 の表 面の余分の イ ン キ をか き 落す た め の ス チ ー ル製 (例え ばス ゥ ェ 一 テ ン鋼製 ) の ド ク タ ー ブ レ ー ド 6 が設け ら れて い る メ ー タ リ ン グ 口 ー ラ 5 の上方に は メ ー タ リ ン グ ロ ー ラ 5 か ら の イ ン キ 版胴へ供耠す る ゴム製の イ ン キ着 け 口 ー ラ 8 が設け ら れてい る 0 ィ ン キ着け 口 ー ラ 8 に は、 所定の 印刷 内容を紙な どの被印刷体 1 3 に転写す る ゴム ブ ラ ン ケ ッ 卜 胴 1 2 が 、 版胴 7 を介 し て隣接 さ れて い る 。 版胴 7 に は、 版の非画像部 に水つ け ロ ー ラ 1 1 を介 し て湿 し水装置 9 の 湿 し水 1 0 が、 供給 さ れ る よ う に な っ て い る 0
[0009] こ の よ う な キ ー レ スオ フ セ ッ ト 印刷機を構成す る メ ー タ リ ン グ ロ ー ラ 5 の表面層の成形は、 ま ず 、 鉄な どか ら な る 芯金の表面に 、 別途用意 した多数の 凸部 •¾r表面に有す る 網鉄製 口 - ル (母型) の表面を押 し っ け て第 2 図 や第 3 図 に示 し た 凹部 2 a , 3 a を形成す る 。 次い 、 心金の表面 に ク ロ ー ム メ ッ キ を施す。 こ の ク 口 一 ム メ ツ キ は、 ド ク 夕 一ブ レ ー ド に よ つ 乙 心金の表面が摩耗す る の を防 ぐ た め の 処理で あ る 。 ァ ニ ロ ッ ク ス ロ ー ラ と し て機能す る メ ー タ リ ン グ ロ ー ラ 5 の表面の 凹部 ( セ ノレ ) 2 a , 3 a の 数 は 、 1 イ ン チ幅 に 配列 さ れて い る 凹部 2 a , 3 a の 個数で表わ さ れ る 。 例 え ば 3 0 0 線 イ ン チ と 表示す る 場合 は、 1 イ ン チ 幅 に 3 0 0 個の 凹部 2 a , 3 a カ<並ん で い る こ と を意味 す る 。 凹部 2 a , 3 a の深度 は、 通常 2 5 in 程度で あ る な お、 ク ロ ム メ ツ キ処理の代わ り に、 タ ン グス テ ン カ ー バ ィ ト 等の セ ラ ミ ッ ク ス を芯金の表面 に 溶射す る こ と も あ る ま た 、 母型 に よ る 凹部 2 a , 3 a の成形方法 と は異 な り 、 予 め芯金の表面 に セ ラ ミ ッ ク ス を溶射 し 、 そ の後 こ れ に レ ー ザ ビー ム を照射 し て 凹部 2 a , 3 a を芯金の 表面 に 成形す る 方法 も あ る 。 · 而 し て、 キ ー レ ス オ フ セ ッ ト 印刷機の ァ ニ ロ ッ ク ス ロ
[0010] — ラ と し て働 く ロ ー ラ に は、 次の よ う な要件が必要で あ る
[0011] ① 湿 し 水 に よ る イ ン キ 濃度の 低下や 、 ロ ー ラ ス ト リ ツ ビ ン グ (湿 し 水 に よ り ロ ー ラ 上 に ィ ン キ が乗 ら な く な る 現 象) が起 こ ら な い こ と 、
[0012] ② ロ ー ラ 本体が摩耗 し に く く 、 凹部 ( セ ル) の形状の 変化が な く 、 イ ン キ の保有及 び供給が安定 し 、 1 年程 は こ の状態が保持 さ れ る こ と 。
[0013] ③ ロ ー ラ 本体の補修が容易で あ る こ と 。
[0014] ④ 一本の ロ ー ラ 内及 び他の ロ ー ラ と の相互間で の 凹部 ( セ ル ) の形状や寸法の バ ラ つ き 力 な い こ と 、
[0015] ⑤ ィ ン キ の保有量、 即 ち ィ ン キ濃度が可変で あ る こ と ② ド ク タ ー ブ レ ー ドを摩耗 さ せ な い こ と 。
[0016] し 力、 し な力 ら 、 従来の ァ ニ ロ ッ ク ス ロ ー ラ と し て使用 さ れて い る ロ ー ラ は、 上述の要件を滴 し てお ら ず、 以下の よ う な欠点を有 し てい る のが現状で あ っ た。.
[0017] ① 鋦ゃ セ ラ ミ ッ ク 等は ィ ン キ と の親和性が十分でな く 又 イ ン キ吸引性 は全 く 有 し て い な い た め、 湿 し水 に よ る ィ ン キ保有性低下に よ る 濃度の低下や 口 一 ラ ス ト リ ッ ビ ン グ が し ば し ば発生す る 。 更 に、 湿 し 水中 に ア ル コ ー ル類が添 加 さ れ る 場合に は、 こ の現象 は よ り 顕著 と な る 。
[0018] ② 従来の材質の ァ ニ ロ ッ ク ス ロ ー ラ は摩耗が激 し く 、 凹部 ( セ ル ) が摩滅 し 、 イ ン キ濃度が低下 し、 1 ヶ 月 程度 で交換 し な く て は な ら な い。 '
[0019] ③ 誤 っ て硬い物体を当 て た場合傷がつ き 、 或は割れた り し て、 修復 は不可能 と な り 、 初 めか ら 作 り 直 さ ね ばな ら な い 。
[0020] ④ 母型を芯金に押 し つ け る 方法で成形 さ れた ァニ ロ ッ タ ス ロ ー ラ は、 物理的 に力 を加え る た め 1 本の 口.一ラ の 内 及 び他の ロ ー ラ と の相互間での 凹部の形状のバ ラ つ き が大 き い 。 こ の た め 印刷物の ィ ン キ.濃度ム ラ が発生す る 。
[0021] ⑤ 凹部のパ タ ー ンが一定で あ る ので ィ ン キ濃度を濃 く 或 は薄 く 変化 さ せ る こ と は不可能であ る 。
[0022] ⑥ 凹部の シ ョ ルダー部力 シ ャ ー プで あ る た め、 超硬質 材料を使 っ た ァ ニ ロ ッ ク ス ロ ー ラ で は ド ク タ ー プ レ ー ドの 摩耗が早 く 、 1 週間程度の使用 で新 し い も の と 交換 し な け ればな ら な い。
[0023] ⑦ 独立 し た 凹部 はべ 夕 印刷 ( イ ン キで 印刷面全体が覆 われて い る 部分) で は、 そ のパ タ ー ン が印刷物上 に 再現す る
[0024] ⑧ 溶射、 レ ー ザ ビー ム彫刻 に よ る 方法で 凹部 を成形す も の は そ の 設備等 に莫大 な費用 を要す る 。
[0025] ⑨ イ ン キ の タ ッ ク の 高 い カ ラ ー イ ン キ の場合、 イ ン キ の 充填性、 保有性が悪 く 必要な イ ン キ 濃度が得 ら れ な い。 発明 の 開示
[0026] 本発明 は、 長期間 に亘 つ て所定量の ィ ン キ の 転移機能 を維持す る こ と が出来て、 印刷機の 印刷性能を高 め る こ と がで き る と 共 に 、 そ の製造及 び修復が極め て容易 な 印刷機 用 ィ ン キ ロ ー ラ 及びそ の製造方法を提供す る も の で あ る 。
[0027] す な わ ち 、 本発明 は 、 芯金 と 、 該芯金の表面 に形成 さ れ、 イ ン キ吸引 性を有す る と 共 に表面研摩が可能 な 合成樹 脂 ま た は ゴ ム状物質か ら な る 表面層 と 、 該表面層 に 混入 さ れ た 多数個 の 略球状粒子及び多数個の 中空微小球状体 と 、 前記表面層 の表面領域 に 部分的 に露出 し 、 該略球状粒子 に よ っ て形成 さ れ た 多数個 の相互 に独立 し た 凸部 と 、 前記表 面層 の表面領域 に露出 し 、 前記中空微小球状体の一部で形 成 さ れた多数個 の 略半球状の 凹部 と を具備す る こ と を特長 と す る 印刷機用 ィ ン キ ロ ー ラ で あ る 。
[0028] こ こ で、 合成樹脂 と し て は、 ウ レ タ ン 樹脂、 ポ リ ア ミ ド樹脂、 ェ ポ キ シ樹脂、 塩化 ビニ ル樹脂、 ポ リ エ ス テ ル樹 脂、 フ エ ノ ー ル樹脂、 尿素樹脂、 ポ リ イ ミ ド樹脂、 ポ リ ア ミ ド イ ミ ド樹脂、 メ ラ ミ ン樹脂 の何れか を使用す る の が望 ま し い。 ま た 、 表面層の イ ン キ吸引性を調節す る た め に ィ ン キ親和性の異な る こ れ ら の樹脂 の 2 種以上を適宜使用 し て も 良 い 。
[0029] ま た 、 ゴム 状物質 と し て は 、 二 ト リ ノレ ゴム 、 ウ レ タ ン ゴ ム 、 ク ロ ロ プ レ ン ゴ ム 、 ァ ク リ ノレ ゴ ム 、 ェ ピ ク ロ ル ヒ ド リ ン ゴム 、 ク ロ ル ス ノレ ホ ン 化ポ リ エ チ レ ン 、 塩素化ポ リ エ チ レ ン 、 フ ッ 素 ゴム 、 エ チ レ ン プ ロ ピ レ ン ゴム 、 ポ リ ブ タ ジ ェ ン ゴ ム 、 天然ゴ ム 、 多硫化ゴ ム の何れかを使用す る の が望ま し い。 ま た 、 表面層の イ ン キ吸引 性を調節す る た め に ィ ン キ親和性の異な る こ れ ら の ゴ ム の 2 種以上を適宜使 用 し て も 良い 。 '
[0030] ま た、 合成樹脂及びゴ ム状物質は、 若干の イ ン キ浸透 性を有す る も の で あ る 。 こ の イ ン キ浸透性 に よ っ て表面層 の イ ン キ親和性が増す。 そ の結果、 表面層 に イ ン キ吸引性 が出現す る 。 こ の た め 印刷機用 イ ン キ ロ ー ラ を使用 し た場 合 に、 湿 し 水が過多 と な っ て も ス ト リ ッ ビ ン グ等の不都合 が起 き る の を激減 し て、 安定 し た 印刷を保証で き る も の で あ 。
[0031] 尚、 こ こ で イ ン キ吸引性 と は、 純粋な 印刷イ ン キ に対 し ての こ と ば力、 り で は な い。 湿 し水の含 ま れた い わ ゆ る ェ マ ノレ シ ヨ ン ィ ン キ を吸引 す る こ と であ る 。 通常 1 0 〜 2 0 % の湿 し水が ィ ン キ 中 に含 ま れて い る と 言われ る 。 従 っ て 従来力、 ら 言われて い る ァ ニ ロ ッ ク ス ロ ー ラ に 要求 さ れ る 性 質、 す な わ ち 親油性で あ り 、 かつ特 に疎水性で な ければ な ら な い と い う 考え方 は本発明 に は含 ま れな い。 な ぜ な ら 、 こ の よ う な 材質力、 ら な る ァ ニ ロ ッ ク ス ロ ー ラ は イ ン キ の み を選択的 に 受理 し 、 湿 し 水を弾い て し ま う た め 、 む し ろ ィ ン キ と 湿 し 水の分離を促 し ロ ー ラ ス ト リ ッ ビ ン グを促進 し て し ま う た め、 色 々 な 印刷障害を 引 き 起 こ す。
[0032] こ れ に対 し 、 本発明 に よ る ゴ ム 状物質や、 合成樹脂 と 略球状粒子及 び凹部か ら 成 る 印刷機用 ィ ン キ ロ ー ラ は む し ろ 湿 し 水 に対す る 濡れ は従来の ァ ニ ロ ッ ク ス ロ ー ラ よ り も 良 い。 そ の た め エ マ ル シ ヨ ン イ ン キ に対す る 親和性が良好 で ィ ン キ榭脂性が よ く ィ ン キ の転写 も ス ム ー ズ に行われ安 定 し た 印刷が保証 さ れ る 。
[0033] 因 み に 、 上述の よ う な 種類の 合成樹脂及び ゴ ム 状物質 は、 例 え ば ゴ ム ロ ー ラ と し て 1 年程度使用 し た後、 顕微鏡 で観察す る と 1 ram程度の ィ ン キ浸透性が あ る こ と を確認 し て い る 。 な お、. 合成樹脂及 び ゴ ム 状物質の種類 は 、 印刷す る ィ ン キ の種類 に応 じ て所定の も の を 決定すべ き で あ る 。 過度 に イ ン キ浸透性を有す る も の を使用 す る と 、 表面層 の 外形が変化 し 好 ま し く な い。 ま た 、 表面層 の硬 さ は、 シ ョ ァ 一 硬度 A で 8 0 以上 に設定す る の が好 ま し い。 そ の理由 は、 8 0 未満 の場合 は ド ク タ ー ブ レ ー ド に よ る 表面層 の摩 耗力 激 し い 力、 ら で あ る 。
[0034] ま た 、 略球状粒子 は、 シ リ カ 球状粒子、 ア ル ミ ナ球状 粒子、 ア ル ミ ノ シ リ ゲ ー ト 球状粒子、 セ ラ ミ ッ ク 球状粒子 ガ ラ ス球状粒子、 ス テ ン レ ス ス チ ー ル球状粒子、 ェ ボ キ シ 樹脂球状粒子、 フ ニ ノ ー ル樹脂球状粒子の何れか 1 種以上 か ら な る . の を使用す る の が望 ま し い。 こ れ ら の粒子の う ち 何れの も の を使用す る か は、 上述の合成樹脂或い は ゴム 状物質 と の親和性、 研磨性の違 い を考慮 し て決定す る の が 望 ま し い 。 一般的 に は、 高温溶射法 に よ っ て製造 さ れ た シ リ 力 或い は ア ル ミ ナカ、 ら な る 略球状粒子を使用す る の が好 ま し い o
[0035] ま た 、 略球状の粒子で あ る必要性は、 次の理由 に よ る す な わ ち 、 こ の 印刷機用 ィ ン キ ロ ー ラ に接触す る ド ク 夕 一プ レ ー ドの摩耗を防 ぐ た め と 、 印刷機用 イ ン キ ロ ー ラ 自 体の 摩耗を防 ぐ た めで あ る 。 球状で'な く 、 不定形の ァ ラ ン ダム や不定形の コ ラ ン ダム の粒子を使用す る と 、 ド ク 夕 一ブ レ ー ドが摩耗 さ れ る と 共 に、 こ の 印刷機用 ロ ー ラ に接 す る 他の ロ ー ラ も 傷付 け る こ と に な る 。 ま た、 球状粒子 に す る こ と に よ っ て、 他の ロ ー ラ と 接触す る 際に生 じ る 発熱 を抑え る こ と 力 <で き る 。
[0036] 更に、 球状粒子 とす る こ と に よ り 成型時の流動性ゃ充 填性が非常に良好であ る た め に加工性が極め て優れ多量の 充填が可能 と な る 。 特 に母材が液状であ る 場合 に大切 な要 件 と な る 。 粒子が不定形であ る と 分散が不均一 と な り 、 多 量の充填が出来な い。 ま た 、 混合時の抵抗が大 き い た め発 熱 し 、 ポ ッ ト ラ イ フ が短か ぐ な り 注型前或は注型時に硬化 が始 ま り 、 特 に大型 の ロ ー ル の製造 は不可能 と な る 。 ま た 硬化後表面を砥石等で研磨す る 場合、 不定形の粒子で あ る と 、 砥石 そ の も のが削 ら れ一定の表面粗 さ が得 ら れな い 、 口 ー ラ の 直径精度が悪い な.ど の 問題を生 じ る 。
[0037] 球状粒子を使用 す る と こ の よ う な 問題 は全て と り 除か れ、 印刷機.用 ィ ン キ ロ ー ラ の製造が極め て容易 と な る 。
[0038] ま た 、 合成樹脂及 び ゴ ム状物質 よ り も 略球状粒子を硬 質に す る の は次の理由 に よ る 。 す な わ ち 、 印刷機用 イ ン キ ロ ー ラ の製造後 に 、 母材層 1 8 を研磨す る だ け で略球状粒 子の方 は削 ら れず に表面領域 ( イ ン キ吸引 性層 ) 1 7 か ら 露出 さ せ て容易 に相互 に独立 し た 凸部を形成す る た めで あ る (第 4 図及 び第 5 図参照) 。 そ の結果、 こ の 凸部 1 6 と 母材層 1 8 の平坦 な 領域 に ィ ン キ吸引 性層 1 7 を容易 に 形 成 さ せ る こ と がで き る 。 し か も 略球状粒子を硬質 に し て お く こ と に よ っ て、 こ の イ ン キ 吸 引 性層部 を長期 間 に亘 つ て 高 い形状精度 に保つ こ と がで き る 。
[0039] 更に 、 本発明 の も う 一つ の特徵 は積極的 に イ ン キ保有 部を形成 し た こ と に あ る 。 即 ち 、 従来の ァ ニ ロ ッ ク ス ロ ー ラ は独立 し た 四角 錐状或 は 四角 錐台状 の 同一パ タ ー ン の セ ルカ、 ら 成 っ て い る 。 そ し て精密な 印刷再現性を得 る た め に は線数を多 く す る 必要が あ る が、 そ う す る と 1 個 1 個 の セ ル の大 き さ は小 さ く 深度 は浅 く な り 、 そ の結果 イ ン キ の保 有量 は低下 し 必要な イ ン キ濃度が得 ら れ な い。 特 に カ ラ 一 印刷の場合、 墨 イ ン キ に く ら べ、 藍、 赤、 黄の イ ン キ の 夕 ッ ク が咼- い の で、 イ ン キ の セ ル中への充填性、 保有性 は極 め て重要 と な る 。 従来の独立 し た セ ルか ら成 る ァ ニ ロ ッ ク ス ロ ー ラ の場合、 墨イ ン キ と 同 じ 線数で は、 イ ン キ の保有 性、 允填性が悪い た め線数を少な く す る 必要があ る 。 .そ う す る と 、 セ ノレ のパ タ ンが印刷物上に再現 し 、 印刷物の鮮明 度は極めて劣悪 と る o
[0040] 本発明 は こ の 問題を解決す る た め に 、 相互に独立 し た 略球状粒子 と 、 ィ ン キ吸引 性を有す る 表面層 と 表面層 の 中 に凹部 と な る 凹部形成物質を 設け積極的 に 凹部に よ る ィ ン キ保有部を存在 さ せ る こ と に よ っ て大幅に ィ ン キ保有量を 增加 さ せ、 も つ て充分な ィ ン キ濃度を保証で き る も ので あ な
[0041] 凹部を作 る め の 空隙の形成方法 は例え ば水可溶性、 溶媒可溶性の物 を略球状粒子 と 共に母材中 に硬化剤 と共 に混合 し 、 均一に分散 さ せた の ち 、 硬化或は架橋せ し め 、 表面廇を研磨す る 。 こ の の ち 、 水或い は溶媒に よ っ て可溶 性物質■¾r Iffl IBか ら 溶 出除去す る こ と に よ り 凹部を形成す る 。 水可溶性物 と し て は、 例え ば 、 塩化ナ ト リ ウ ム 、 砂 と う 、 でんぷん ぼ う 硝、 炭酸カ リ ゥ ム 、 硝酸 カ リ ウ ム 、 硝酸力 ル シ ゥ ム 硝酸ァ ン モ ニ ゥ ム 、 硝酸ナ ト リ ウ ム 、 塩 化亜鉗、 硝酸亜 尿素 、 塩化バ リ ゥ ム 、 ポ リ ビニ ノレ ア ル コ ール、 (: . M C . ( 力 ル ボキ シ メ チ ル , セ ノレ ロ ー ス ) ア ラ ビ ア ゴ ム 、 ゼ ラ チ ン 、 ポ リ ア ク リ ル酸 ソ一ダ、 ボ リ エ チ レ ン ォ キ シ ド、 メ チ ル セ ノレ ロ ー ス等の粉末が挙 げ ら れ る 空隙 の犬小 は例 え ば ジ エ ツ 卜 ミ ル、 ボ ー ル ミ ル等で粉砕、 分級 し 、 所望 の大 き さ の粒子を混入す る こ と に よ り 達成で き る 。 更 に 、 空隙の割合 は水又 は溶媒可溶性物質の母材 に 対す る 混合量を変え る こ と に よ っ て達成 さ れ る.。
[0042] ま た 、 中空微小球状体を略球状粒子 と 硬化剤 と 共 に母 材中 に混合均一 に分散 さ せ た の ち 、 硬化、 或い は架橋せ し め、 表面層を研磨す る こ と に よ っ て 中空微小球状体を構成 す る 殻の一部が除去 さ れ凹部が形成 さ れ る 。 中空微小球状 体 と し て は殻が塩化 ビニ 'リ デ ン樹脂、 エ ポ キ シ樹脂、 フ エ ノ ー ル樹脂、 ナ イ ロ ン樹脂、 ア ル ミ ナ 、 シ リ カ 、 ア ル ミ ノ シ リ ケ 一 ト 、 ガ ラ ス 、 セ ラ ミ ッ ク 等力、 ら 成 る も のが挙げ ら れ る 。 シ ラ ス バ ル ー ン 等で も 同様の効果が得 ら れ る 。
[0043] ま た 、 亜鉛、 鉄、 ア ル ミ ニ ウ ム 、 錫、 マ グネ シ ウ ム等 の金属粉末を略球状粒子 と 共 に母材 中 に 混合、 均一 に分散 さ せ た の ち 、 硬 化或 は架橋せ し め た の ち 、 表面層 を 砥石等 で研磨 し 、 し か る 後塩酸や硫酸 な どの酸や、 カ セ イ ソ ー ダ
[0044] ( N. a 0 H ) な どの ア ル カ リ 還元 に よ り 空隙 を形成 さ せ、 充分 に水で洗浄す る こ と に よ っ て凹部が形成 さ れ る 。 こ こ で挙 げた 金属粉末や酸、 ア ル カ リ に 限定 さ れ る も ので は な い 0
[0045] ま た 、 母材 に略球状粒子硬化剤を混合 さ せ た の ち 、 空 気、 チ ッ 素ガス 、 炭酸ガス 等を加圧下で混入後、 除圧 し て 空隙を形成 さ せ る こ と も で き る 。
[0046] ま た 、 母材 に略球状粒子硬化剤 と 共 に有機又 は無機の 発泡剤を混合 し た の ち 、 発泡剤の分解点以上に加熱 し 、 チ ッ 素ガス 、 炭酸ガス等を発生 さ せ、 空隙を形成 さ せ る こ と も で き る 。 こ こ で使用 さ れ る 発泡剤 と し て は ァ ゾ ビ ス 、 ィ ソ ブチ ロ ニ ト リ ル 、 ト ル エ ン ス ル フ ォ ニ ル ヒ ド ラ ジ ド 、 p
[0047] - p f ォ キ シ ビ ス · ベ ン ゼ ン ス ノレ フ ォ ニ ル ヒ ド ラ ジ ッ ド、 ジ ニ ト ロ · ペ ン タ メ チ レ ン テ ト ラ ミ ン 、 ァ ゾ ジ カ ル ボ ン ァ ミ ド、 炭酸ア ン モニ ゥ ム 、 炭酸水素ナ ト リ ウ ム 等が使用で き る 。 こ の場合、 母材の硬化温度 よ り 低い分解点を有す る 発泡剤を選択す る のが よ い。 母材の硬化温度よ り も高い分 解温度を有す る 発泡剤を使用 す る と 充分な空隙が形成 さ れ な い o
[0048] ま た、 多孔性物質、 例 え ばウ レ タ ン フ ォ ー ム 、 コ ル ク ス ポ ン ジ ゴ ム 、 含浸紙等を粉砕 し 、 母材 と 略球状粒子硬化 剤 と 共に混合 し充分 に分散さ せ た の ち硬化 さ せ、 表面層 を 研磨 し 、 空隙を形成 さ せ る 。
[0049] 空隙の形状は それぞれの方法 に よ っ て異な る 。 例 え ば 中空微小球状体、 発泡剤或は気体混入法 に よ る も の は半球 状 と な り 、 粉体の溶出 、 溶解や多孔質物質の混入等に よ る 方法 は不定形の空隙 と な る がい ずれの方法を採 る か は使用 さ れ る イ ン キ の種類、 色、 タ ッ ク 及び印刷物の品質例えば 濃度等に よ り 適宜選定 さ れ る 。
[0050] 形成 さ れ る 空隙の大 き さ は 5 〜 1 0 0 Di で あ る 。 望 ま し く は 2 0 〜 8 0 Di で あ る 。
[0051] 水可溶性物質及び溶媒可溶性物質、 酸ア ル カ リ 可溶性 物質を混入 · 硬化 ♦ 研磨後 そ れぞれの 方法 に よ り 空隙を形 成す る 方法で は、 混入物質を お よ そ 5 〜 1 0 0 の粒子 と すれば よ い。 粉砕す る 方法 と し て は ボー ノレ ミ ル、 ジ エ ツ ト ミ ル、 な ど の粉砕機 に よ る 粉砕粉 や、 ア ト マ イ ザ一 に よ る ア ト マ イ ズ粉を分級 し 、 必要な 大 き さ の粉体が得 ら れ る 中空微小球状体 に よ り 空隙 を形成す る 方法で は 、 5 〜 1 0 0 m の球形の も の を選べば よ い。
[0052] 有機又 は無機の発泡剤或 は気体を混入す る 方法 に よ る 空隙の大 き さ は母材 に対す る 混合量、 圧力、 温度等 に よ つ て左右 さ れ る 。 発泡剤の母材 1 0 0 部 に対す る 混合量 は 1 〜 1 0 重量部が望 ま し いが、 圧力 や硬化温度 に よ っ て空隙 の大 き さ は変 る 。
[0053] 本発明 は、 芯金 サ ン ド ブ ラ ス ト 等を施 し 除鲭 し 、 更 に 卜 リ ク ロ ル エ タ ン等で脱脂 を し た の ち 接着剤を塗布す る 次 に 印刷機械の 仕様の太 さ よ り も 5 讓程度太 い 内 径を も つ シ リ ン ダー を用意 し 、 こ の 中央 に 位置す る よ う に芯金を載 置す る 。
[0054] 本発明 に よ る イ ン キ吸引 性を有す る 母材層 に 、 本発明 に よ る 略球状粒子 と 硬化剤 と 本発明 に よ る ィ ン キ溜め部 と な る 凹部形成物質を充分 に混合 さ せ、 必要に よ っ て は脱泡 し た混合物を用意す る 。 こ の 混合物 に分散促進剤、 老化防 止剤、 イ ン キ吸引 促進剤、 充填剤、 着色剤、 接着剤等の 添 加物質 は必要 に応 じ て加 え て も 、 も ち ろ ん差 し つ か え な い こ の 混合物を シ リ ン ダー 内 に 注入 し 、 母材の硬化を促 す た め に加熱す る 。 加熱温度 は母材の種類に よ っ て決め ら れ る 。 硬化後、 冷却 し た の ち シ リ ン ダー か ら 引 き 抜 き 、 砥 石 に よ っ て所定の太 さ (外径) ま で研磨をす る 。 すで に空 隙の形成 さ れて い る場合 に は略球状粒子に よ る 相互に独立 し た 凸部 と 、 イ ン キ吸引性を有す る 連続 し た表面層 と 、 こ の表面層の 中 に形成 さ れた ィ ン キ溜め の た め の 凹部が形成 さ れた三層表面構造を有す る 印刷機用 ィ ン キ ロ ー ラ が出来 o
[0055] 研摩後、 未だ空隙が形成 さ れて い な い場合 に は例え ば 水可溶性物質に よ り 空隙を形成 さ れ る 場合で は、 水或は温 湯中 に放置 し 、 空隙を形成 さ せ乾燥 さ せ る こ と に よ り 三層 表面構造を有す る 印刷機用 ィ ン キ ロ ー ラ が出来 O ο
[0056] 本発明 に よ る 印刷機用 ィ ンキ ロ ー ラ は ィ ン キ吸引性を 有す る 連続 し た表面層 (母材) と 、 当該表面層中 に任意の 大 き さ を持つ、 イ ン キ溜め の ための 凹部 と 、 相互 に独立 し た略球状粒子に よ る 凸部か ら 構成 さ れ る た め、 従来の金属 或はセ ラ ミ ッ ク 力、 ら な る ァニ ロ ッ ク ス ロ ー ラ に く ら ベ イ ン キの保持性、 イ ン キ保有量の増大、 ド ク タ ー ブ レ ー ド と の 摩擦の低下に よ る 摩耗の減少な どが改善 さ れ る 。 そ の結果 イ ン キ の配合の 自 由度が増 し、 印刷物の品質の 向上、 湿 し 水 に よ る と こ ろ の障害が除去 さ れ、 印刷能率の 向上、 更 に 印刷機用 ィ ン キ ロ ー ラ の長寿命化が保証 さ れ る o
[0057] ま た、 誤 っ て印刷機用 イ ン キ ロ ー ラ の表面に傷をつ け た場合 に は砥石等に よ っ て研磨を施す こ と に よ り 容易 に元 の 表面状態 と す る こ がで き る c
[0058] こ の た め 、 例 え ば第 1 図 に示 し た キ ー レ ス オ フ セ ッ ト 印刷機の場合で考え る と 、 こ の 印刷機用 イ ン キ ロ ー ラ は 5 の位置 に取 り.付 け て使用 さ れ、 イ ン キ の受 け渡 し と 、 計量 ロ ー ラ と し て機能す る 。 こ の場合、 こ の 印刷機用 イ ン キ 口 ー ラ 上の表面層 1 7 及びイ ン キ溜め部 (第 4 図、 第 5 図中 の 1 9 ) の イ ン キ は ド ク タ ー ブ レ ー ド 6 に よ っ て余分 な ィ ン キ は搔 き 取 ら れ、 イ ン キ着 け ロ ー ラ 8 に 転写 さ れ る 。 こ の ィ ン キ の転写 は 印刷機用 ィ ン キ ロ ー ラ と ィ ン キ着 け ロ ー ラ と の二 ッ プの 離れ る 位置で行われ る 。 而 し て表面層 (第 4 図、 第 5 図 中 の 1 7 ) と イ ン キ溜め部中 の イ ン キ は全て 一連 に連 な っ て い る の で従来の ァ ニ ロ ッ ク ス ロ ー ラ の場合 の よ う に所謂真空効果を起 こ す こ と は な い。 そ の結果、 極 め て効率良 く 、 かつ容易 に イ ン キ の転写を行 う こ と がで き
[0059] Ώ
[0060] 更 に 、 相互 に独立 し た略球状粒子の 頂点 と ド ク タ ー ブ レ ー ド と の接触 は、 点接触 に よ っ て イ ン キ力 搔 き 取 ら れ る た め摩擦抵抗が小 さ く 摩耗や発熱が極 め て小 さ い。 従 っ て 長時間 の 印刷で も ィ ン キ特性、 例 え ば ィ ン キ ク ッ ク 値の変 化が少な く 、 安定 し た 印刷が保証 さ れ る 。
[0061] ま た 、 本発明 は、 イ ン キ吸引 性を有す る 表面層 (母材) 中 に積極的 に ィ ン キ を保有す る た め の 凹部を設け て あ る の で、 従来の ァ ニ ロ ッ ク ス ロ ー ラ よ り も 多量の ィ ン キ を保有 す る こ と がで き る 。 こ の た め 被印刷体 に 対す る ィ ン キ量 も 多 く 、 濃度を高め る こ と がで き る 。 特に カ ラ 一 印刷で は従 来の ァ ニ ロ ッ ク ス ロ ー ラ で は濃度が低 く 問題 と な っ てい た が、 本発明 に よ る 印刷機用 イ ン キ ロ ー ラ を使用す る こ と に よ り 解決 さ れ る 。 更に凹部の量や大 き さ は任意 に変え る こ と がで き る 。 こ の ため、 選択の範囲 は大幅 に広 く な る 。 ま た、 本発明 に よ る 印刷機用イ ン キ ロ ー ラ は表面層 (母材) がィ ン キ吸引 性を有 し て い る た め、 エマ ル シ ョ ン ィ ン キ と の親和性が強 く 、 し た 力 つ て ロ ー ラ ス ト リ ッ ビ ン グ は 全 く 発生 し な い。
[0062] ま た本発明 は、 表面領域に多数の 凹凸部を有す る 表面 層を芯金の周面に形成す る 印刷機用 ィ ン キ ロ ー ラ の製造方 法にお い て、 イ ン キ吸引性を有す る 合成樹脂 ま た は ゴム状 物質か ら な る 母材 と 、 該母材 よ り も 硬度の高い多数個の略 球状粒子及び凹部形成物質を混合す る 工程 と 、 前記工程で 得 られた混合物を硬化ま た は架橋 し て前記母材 と 前記凹部 形成物質及び前記略球状粒子か ら な る 表面層素材を形成す る 工程 と 、 前記表面層素材を研磨 し て前記多数個の略球状 粒子の 任意の も の を表面領域 に部分的 に露出 さ せて多数個 の相互 に独立 し た 凸部を 出現 さ せ る と 共に、 前記凹部形成 物質 に よ っ て略半球状の 凹部を多数個露出 さ せ る 工程 と に よ り 、 表面層 を形成す る こ と を特徵 と す る 印刷機用 イ ン キ ロ ー ラ の製造方法で あ る 。
[0063] こ こ で、 表面層を芯金の表面 に被着す る 手段 と し て は 注型法、 回転成型法、 シ ー ト 巻成型法、 或い は リ ア ク シ ョ ン イ ン ジ ェ ク シ ョ ン モ ー ノレ デ イ ン グ ( R I M ) 法、 溶 射法等を採用 で き る 。
[0064] 注型法 は、 母材の 形態か液状物の場合 に使用 で き る 。 こ の方法で は 、 ま ず、 母材、 略球状粒子、 凹部形成物質及 び硬化剤を混合 し 、 さ ら に脱泡 し て表面層 を形成す る た め の混合物を作 る 。 次 に 、 表面 に接着剤を塗布 し た芯金を金 型内 に設定す る 。 こ の 金型 に前述の混合物を注型 し 、 硬化 さ せ て: £金 と 一体化 し た表面層 を形成す る 。 然 る 後、 表面 層 に 研磨 を施 し 、 必要 に応 じ て 凹部形成処理を施 し て 印刷 機用 ィ ン キ ロ ー ラ を得 る 。
[0065] 回転成型法 は、 ま ず、 回転成型用 の 円 筒状金型を用意 す る 。 次い で、 金型の キ ヤ ビテ ィ 部分 に 内面研磨 を施 し て か ら 離型剤を塗布す る 。 次 に 、 注型法 と 同様 に し て作 っ た 混合物を キ ヤ ビテ ィ 内 に注入す る 。 然 る 後、 こ れを所定温 度で所定時間回転成型 し て混合物を硬化 さ せ て表面層 の部 分を形成す る 。 得 ら れ た表面層 を脱型 し 、 そ の 内面 に研磨 処理を施す。 こ の後、 表面層 内 に 所定の芯金を 例 え ば焼 き ばめ に よ っ て揷着す る 。 こ の後表面層 に研磨 を施 し 、 必要 に よ り 凹部形成の た め の処理を し て 印刷機用 ィ ン キ ロ ー ラ を得 る 。
[0066] シ ー ト 巻成型法 は 、 母材の形態が固形で混練 り タ イ プの 場合 に採用 で き る 。 こ の方法で は 、 ま ず、 練 り ロ ー ル で母 材 に 略球状粒子、 凹部形成物質、 架橋剤、 そ の 他加工助剤 等の必要 な薬品 を混合 し て シ ー ト を作 る 。 次 い で、 こ の シ — ト を所定の芯金 に巻装す る 。 次 に卷装 し た シ ー ト に熱処 理を施 し、 芯金 と一体化 し た表面層 を形成す る 。 然 る 後、 表面層 に研磨処理を施 じ必要に よ り 母材中 に凹部形成の た め の処理を し て、 印刷機用 イ ン キ ロ ー ラ を得 る 。 こ の場合 芯金 に巻装す る 表面層 を押 出成型 に よ っ て作 っ て も 良い。
[0067] ま た、 こ れ ら の方法で行な う 研磨 は、 砥石或い は研磨 布を用 い て行な う 。
[0068] ま た 、 合成樹脂、 ゴム状物質、 略球状粒子の夫々 の種 類及び略球状粒子の形状 と し て は凹部形成物質の種類及び 形状、 前述の も の と 同 じ であ る 。
[0069] ま た、 母材中 に混入す る 略球状粒子の混入量は、 母材 1 0 0 重量部 に対 し て 1 0 〜 4 0 0 重量部で あ る 。 混入量 が 1 0 重量部未満の場合は、 凸部 と 表面層の高低差が不十 分 と な る—。—混入量が 4 0 0 重量部を越え る 場合 は、 凸部の 量が多 く な り す ぎィ ン キを保持す る 能力が低下す る 。
[0070] 図面の簡単な説明
[0071] 第 1 図 は キ ー レ ス オ フ セ ッ ト 印刷機の概略構成を示す 説明 図、 第 2 図及び第 3 図 は、 ァ ニ ロ ッ ク ス ロ ー ラ の周面 に形成 さ れた 凹部の説明 図、 第 4 図 は本発明 の実施例の要 部の説明 図、 第 5 図 は本発明 の実施例 の要部の斜視図。 発明 を実施す る た め の最良の形態
[0072] 以下、 本発明の実施例 につ い て説明す る 。
[0073] 実施例 1
[0074] サ ン ニ ッ ク ス H R — 4 5 0 P (三洋化成社製 ポ リ オ一 ノレ ) 1 0 0 重量部を加熱脱水 し 、 こ れ に平均粒径 3 5 111 の シ リ カ 力、 ら な る 硬質の球状粒子 S — C O H ( マ イ ク ロ ン 社製) 1 5 0 重量部お よ び平均粒径 5 0 μ Di の 中空微小球 状体 ( Β 3 7 Ζ 2 0 0 0 ) 2 5 重量部 (住友 ス リ — ム 社 製) を ミ キ サ ー で混合す る 。 次いで、 こ れ に硬化剤 と し て ミ リ オ ネ ー ト M T ( 日 本ポ リ ウ レ タ ン 社製、 イ ソ シ ァ ネ ー 卜 ) 1 1 0 重量部を投入 し 、 減圧状態で充分 に撹拌 し て表 面層を形成す る た め の原料を得 る 。
[0075] 次 に 、 脱鲭、 脱脂 を施 し た後表面 に接着剤を塗布 し た 芯金 を型組 し 、 こ の型内 に上述の よ う に し て得 た原料を注 入 し 、 8 5 'Cで 6 時間加熱を施 し て硬化 さ せ、 芯金 の表面 に表面層 を形成す る 。
[0076] 然 る 後、 こ れを脱型 し て十分 に 冷却 し た 後、 表面層 に 砥—石で表面研磨 を施 し 、 外径 1 7 5 删 、 片 肉厚 5 翻 の 表面 層 を形成 し た。
[0077] こ の よ う に し て得 た 印刷機用 ロ ー ラ の表面粗 さ ( R z ) ( 1 0 点平均粗 さ ) は 2 0 πι で シ ョ ァ一 D硬 さ は 8 6 ° で あ っ た。 こ の 印刷機用 口 一 ラ を キ 一 レ ス オ フ セ ッ ト 印刷 機の ァ ニ ロ ッ ク ス ロ ー ラ の 位置 に取 り つ け て ィ ン キ の計量 と 受 け渡 し をす る ロ ー ラ と し て使用 し た。 毎分 4 0 0 回転 の速度で 1 日 6 時間、 合計 6 ヶ 月 間使用 し た。 こ の 間 ロ ー ラ ス ト リ ッ ビ ン グの発生 は皆無で あ り 、 ド ク タ ー ブ レ ー ド の交換 は 1 回で あ っ た。 ま た 、 ロ ー ラ 表面の変化 は全 く な か っ た。 印刷物のベ タ 部の濃度を X — R i t e 4 0 8 で測定 し た と こ ろ 、 墨で 1.15、 藍で 0.94、 赤で Q .98、 黄色で Q .80で あ り 、 满足すべ き 印刷内容の濃度が得 ら れた。 そ し て 6 ケ 月 経過後 も 殆ん ど変化 し な か っ た
[0078] こ れに対 し従来の ァニ ロ ッ ク ス ロ ー ラ を 同 じ条件で使 用 し た場合に は ほ ぼ 1 ヶ 月 の 使用で、 イ ン キ濃度の低下が 始ま っ た。 こ の時点での濃度 は墨で 0.95、 藍で 0.84、 赤で 0.88、 黄で 0.75で あ っ た。 ま た、 ロ ー ラ の表面を観察す る と セ ル の深度が浅 く な り 、 表面粗 さ ( R z ) は初期 に 2 5 m で あ っ た も の力 1 7 Di と な つ て い た。 ま た、 ド ク タ 一プ レ ー ドの摩耗は 2 顧 で あ り 、 ド ク タ ー ブ レ ー ドの交換 を 3 回行 っ た。
[0079] 実施例 2
[0080] エ ポ キ シ樹脂 ァ ラ ル ダイ ト A Y 1 0 5 ( 日 本チバガ イ ギ一 社製) 1 0 0 重量部 に硬化剤 H Y 9 5 6 ( 日 本チバガ ィ ギ一社製) 2 0 重量部を加え て混合す る 。 こ れ に平均球 径 6 0.iz m の ア ル ミ ナ力、 ら な る 硬質の球状粒子ア ル ナ ビー ズ C B — A 6 0 (昭和電工社製) を 1 8 0重量部、 更 に平 均球径 4 5 m の 中空微小球状粒子 と し て フ ィ ラ イ ト 3 0 0 X 7 ( フ イ ラ イ ト 社、 ア ル ミ ノ シ リ ゲ ー ト ) 2 0 重 量部を加 え充分 に混合す る 。
[0081] 次に、 脱脂、 サ ン ド プ ラ ス ト 加工を施 し た後、 表面に 接着剤を塗布 し た念金を型組 し 、 こ の型内 に上述の よ う に し て得た原料を注入 し 、 約 5 0 °C に温度調節 し た部屋 に 2 4 時 放置 し て硬化 さ せ芯金の表面に表面層を形成す る 然 る 後、 こ れを脱型 し 、 表面層 に砥石で研磨 を施 し 外 径 1 7 5 mm、 片 肉厚 5 の表面層 を有す る 印刷機用 ィ ン キ ロ ー ラ を得 た。
[0082] こ の よ う に し て得 た 印刷機用 ィ ン キ ロ ー ラ の表面の 1 0 点平均粗 さ ( R z ) は 、 2 7 01 で シ ョ ァ 一 D 硬 さ は 8 5 で あ っ た 。 こ の 印刷機用 イ ン キ ロ ー ラ を キ ー レ ス オ フ セ ッ ト 印刷機の ァ ニ ロ ッ ク ス ロ ー ラ の 位置 に取 り つ け 、 ィ ン キ の計量 と 受 け渡 し をす る ロ ー ラ と し て使用 し た 。 毎分 4 5 0 回転の速度で 1 日 7 時間 の 印刷を 1 年間行 っ た。 こ の 間、 湿 し 水 に よ る ロ ー ラ ス ト リ ッ ビ ン グ は全 く 発生 し な 力、 つ た 。 墨イ ン キ の 濃度 は X — 1U t e 4 0 8 で測定 し た 力 < 1 . 1 〜 1 . 1 5で非常 に安定 し た状態で あ っ た。 ま た 、 印刷 後 の 印刷機用 ィ ン キ ロ ー ラ の表面の 1 0 点平均粗 さ は 2 4 〜 2 6 m で変化 は非常 に少な 力、 つ た。 更に 、 外径 は 、 1 7 6 翻 で測定誤差 内で ほ と ん ど変化 は し て い な 力、 つ た。 1 年間の 間 に お け る ド ク タ ー ブ レ ー ドの交換 は 3 回で あ つ た 0
[0083] 更 に 1 年間使用 し た時点で誤 っ て 印刷機用 ィ ン キ ロ ー ラ の表面 に深 さ 0 . 5 删 、 幅 3 0 mmの傷をつ け た た め上述 の よ う し て調整 し た原料を作 り 、 傷 の部分 に 流 し 硬化 さ せ た の ち 、 砥石 に て研磨 し 再度機械 に取 り つ け て 印刷 し たが 何 ら 支障な く 使用す る こ と が で き た 。 実施例 3 .
[0084] 配合組成
[0085] JSR 230 S ( 日 本合成 ゴ ム社製二 ト リ ル ゴ ム ) 1 0 0 亜鉛華 5 粉末ィ ォ ゥ 4 0 促進剤 C Z 1
[0086] D 1 ス テ ア リ ン酸 1 老化防止剤 1 ク レ ー 5 0 ズ ミ ラ イ ト レ ジ ン P R 3 1 0
[0087] (住友 ジ ュ レ ッ ツ 社製フ ヱ ノ ー ル樹脂) 3 0 二 ポ ーノレ 1 3 1 2
[0088] ( 日 本ゼオ ン社製液状二 ト リ ル ゴム ) 1 0 ァ ル ナ ビー ズ C B — A 3 0 (昭和電工社製
[0089] 硬質球状ア ル ミ ナ ビー ズ、 平均球形 3 0 DI ) 1 5 0 芒硝 (平均粒径 6 0 in ) 1 0 0
[0090] 4 8 9 上記配合物を練 り ロ ー ルで十分 に混合練 り をす る 。 次 に こ の 物を 力 レ ン ダー ロ ー ノレを用 い て厚 さ 約 2 腿 の シ ー ト に " 5 る 0
[0091] 次いで、 別途用意 し た芯金に サ ン ド プラ ス ト 処理を施 す。 こ の芯金の表面に上記配合物を ト ルオ ー ル に溶か し て 作っ た ゴム糊 を塗布す る 。 次いで、 ゴム糊を塗布 し た芯金 上に .上述の よ う に し て作 っ た シ 一 ト を 直径力《 1 8 0 翻 に な る ま で卷装す る 。
[0092] 然 る 後、 卷装 し て形成 し た表面層 の周 面 に 、 綿 テ ー プ 及 びス チ ー ル ワ イ ヤ ー を巻 き 付 け る 。 こ の状態で加硫缶 内 に導入 し 、 水蒸気圧 4 kg Z cif で 6 時間加熱 し て加硫 さ せ る 次 に 、 こ れを冷却後、 表面層 に 砥石で 直径 1 7 5 mmに な る ま で研磨 し た後、 2 4 0 メ ッ シ ュ の サ ン ドペ ー パ ー で 研磨を施す。 然 る 後、 8 0 〜 9 0 °C に温調 し た水槽中 に こ れを 2 4 時間放置 し 、 ロ ー ラ の表面層 中 の芒硝を溶出 し 、 独立 し た略球状粒子 と ィ ン キ吸引 性を有す る 表面層 と ィ ン キ溜め の た め の 凹部を具備 し た 印刷機用 ィ ン キ ロ ー ラ を得 る 。 こ の表面層 の硬 さ は シ ョ ァ一 D で 9 0 ° 、 表面粗 さ ( R z ) は 3 0 m で あ っ た。
[0093] こ の よ う に し て得 た 印刷機用 ロ ー ラ を——ギ 一 レ ス オ フ セ ッ ト 印刷機の従来の ァ ニ ロ ッ ク ス ロ ー ラ の 代 り に取 り つ け イ ン キ の計量 と 受 け渡 し ロ ー ラ と し て使用 し た 。 毎分 4 0 0 回転で 1 日 6 時間、 1 年間使用 し た。 初期 の墨 イ ン キ の X - Rite4 0 8で測定 し た 濃度は 1 . 1 〜 1.15で充分 な 濃度で あ っ た。 次い で、 こ れを ス ポ ッ ト カ ラ 一 と し て赤 イ ン キ に も 使用 し たが濃度 は 1 . 0 で充分で あ っ た。
[0094] こ の 間 の ド ク タ ー ブ レ ー ド の交換 は 3 回で あ っ た。 口 一 ラ ス ト リ ッ ビ ン グ の発生 は皆無で あ っ た。
[0095] 更 に 1 年間の使用 に よ り 直径力く 1 7 6 ππηに な り 表面 に ス ク ラ ッ チが入 っ た ので、 印刷機か ら こ れを取 り 外 し 、 再 度研磨を施 し 、 8 0 〜 9 0 °C の.水槽 に 2 4 時間浸漬 し乾燥 し た。 こ の結果、 全 く 新品 同様の 印刷機用 イ ン キ ロ ー ラ と し て再生で き 、 再度使用で き る ロ ー ラ が得 ら れた。
[0096] 産業上の利用可能性
[0097] 本発明 は、 長期間に直っ て所定量の イ ン キ の転写機能 を維持す る こ と がで き て、 印刷機の 印刷性能を高め る こ と がで き る と共 に 、 そ の製造及び修復が極め て容易 な も の で あ り 、 フ レ キ ソ 印刷機用 、 オ フ セ ッ ト 印刷機用、 凸版印刷 機用等の ィ ン キ装置の ィ ン キ受け渡 し ロ ー ラ と し て極め て 有用 な も のであ る 。
权利要求:
Claims請 求 の 範 囲
1 . 芯金 と 、 該芯金の表面 に 形成 さ れ、 イ ン キ吸引 性 を有す る と 共 に表面研磨が可能な 合成樹脂 ま た は ゴム 状物 質か ら な る 表面層 と 、 該表面層 に 混入 さ れた 多数個 の略球 状粒子及び多数個 の 中空微小球状体 と 、 前記表面層 の表面 領域 に部分的 に露出 し 、 該略球状粒子 に よ っ て形成 さ れた 多数個 の相互 に独立 し た 凸部 と 、 前記表面層 の表面領域 に 露出 し 、 前記中空微小球状体の一部で形成 さ れ た 多数個 の 略半球状の 凹部 と を具備す る こ と を特徵 と す る 印刷機用 ィ ン キ ロ ー ラ 。
2 . 合成樹脂が、 ウ レ タ ン樹脂、 ポ リ ア ミ ド樹脂、 ェ ポ キ シ 樹脂、 塩化 ビ ニ ル樹脂、 ポ リ エ ス テ ル樹脂、 フ エ ノ — ル樹脂、 尿素樹脂、 ポ リ イ ミ ド樹脂、 ポ リ ア ミ ド イ ミ ド 樹脂、 メ ラ ミ ン樹脂の何れかで あ る 請求の範囲第 1 項記載 の 印刷機用 ィ ン キ ロ 一 ラ 。
3 . ゴ ム 状物質が、 二 ト リ ル ゴ ム 、 .ウ レ タ ン ゴ ム 、 ク ロ ロ プ レ ン ゴ ム 、 ァ ク リ ノレ ゴ ム 、 ェ ピ ク ロ ノレ ヒ ド リ ン ゴ ム 、 ク ロ ノレ ス ノレ ホ ン 化ポ リ エ チ レ ン 、 塩素化ポ リ エ チ レ ン 、 フ ッ 素 ゴ ム 、 エ チ レ ン プ ロ ピ レ ン ゴ ム 、 ポ リ ブ タ ジ エ ン ゴ ム 、 多硫化 ゴム 、 天然 ゴム の 何れかで あ る 請求の範囲第 1 項記 載の 印刷機用 ィ ン キ ロ ー ラ 。
4 . 略球状粒子が、 シ リ カ 球状粒子、 ア ル ミ ナ球状粒 子、 ア ル ミ ノ シ リ ゲ ー ト 球状粒子、 セ ラ ミ ッ ク 球状粒子、 チ タ ニ ア球状粒子、 酸化 ク ロ ム 球状粒子、 ジ ル コ ニ ァ 球状 粒子、 タ ン グ ス テ ン カ ーバイ ト 球状粒子、 シ リ コ ン.カ ー ノく ィ ト 球状粒子、 ヘ イ ン ズ合金球状粒子、 ス テ ラ イ ト 合金球 状.粒子、 ヘ イ ス テ ラ イ ト 合金粒子、 デル ク ロ ム 合金粒子、 ガ ラ ス球状粒子、 ス テ ン レ ス ス チ ー ル球状粒子、 エ ポ キ シ 樹脂球状粒子、 フ ノ ー ル樹脂球状粒子の何れか 1 種以上 か ら な る も の で あ る 請求の範囲第 1 項記載の 印刷機用 ィ ン キ ロ ー ラ 。
5 . 略球状粒子の径が、 5 〜 : L 0 0 ^ m 、 好ま し く は 1 0 〜 6 0 m で あ る 請求項第 1 項記載の 印刷機用 ィ ン キ ロ ー ラ 。
6 . 中空微小球状体は、 塩化 ビニ リ デ ン樹脂、 ェポ キ シ樹脂、 フ ヱ ノ ー ル樹脂、 ナ イ ロ ン樹脂、 ア ル ミ ナ、 シ リ 力 、 ァ ノレ ミ ノ シ リ ゲ ー ト 、 ガ ラ ス、 セ ラ ミ ッ ク の少な く と も いずれかの 1 種以上の も ので構成 さ れた外殻を有 し てい る 請求項第 1 項記載の 印刷機用 ロ ー ラ 。
7 . 中空微小球状体の径が、 5 〜 : L 0 0 m 好ま し く は 2 0 〜 8 0 01 で あ る 請求項第 1 項記載の 印刷機用 ロ ー ノ ο
8 . 表面領域に多数の 凹凸部を有す る 表面層を芯金の 周面に形成す る 印刷機用 ィ ン キ ロ ー ラ の製造方法 にお い て ィ ン キ吸引 ¾を有す る合成樹脂 ま た は ゴ ム状物質か ら な る 母材 と 、 該母材 よ り も 硬度の高い多数個の略球状粒子及び 凹部形成物質を混合す る 工程と 、 前記工程で得 ら れた混合 物を硬化ま た は架橋 し て前記母材 と 前記凹部形成物質及び 前記略球状粒子か ら な る 表面層素材 を形成す る 工程 と 、 前 記表面層素材 を研磨 し て前記多数個 の 略球状粒子の 任意の も の を表面領域 に部分的 に露出 さ せ て多数個 の 相互 に 独立 し た 凸部を 出現 さ せ る と 共に 、 前記凹部形成物質 に よ っ て 略半球状の 凹部を多数個露出 さ せ る 工程 と に よ り 、 表面層 を形成す る こ と を特徵 と す る 印刷機用 ィ ン キ ロ ー ラ の製造 方法。
9 . 母材 に混入す る 略球状粒子の混入量が、 母材
1 0 0 重量部 に対 し て 1 0 〜 4 0 0 重量部で あ る 請求項第 8項記載の 印刷機用 ィ ン キ ロ ー ラ の製造方法。
10. 凹部形成物質が、 中空微小球状体で あ り 、 凹部の 露出 を該中空微小球状体を潰す こ と に よ っ て行 う も の で あ る 請求項第 8項記載の 印刷機用 ィ ン キ ロ ー ラ の製造方法。
11. 凹部形成物質 は、 水可溶性物質、 有機溶媒可溶物 質、 酸又 は ア ル カ リ 性薬品 に よ り 可溶 な 物質、 有機或い は 無機の発泡剤、 多孔性物質の い ずかで あ る 請求項第 8項記 載の 印刷機用 ィ ン キ ロ ー ラ の製造方法。
12. 水可溶性物 が塩化ナ ト リ ウ ム 粉末、 砂 と う 粉末、 でんぶん粉末、 ぼ う 硝粉末 ( N a 2 S 0 4 ) 、 炭酸 力 リ ウ ム ( K 2 C O 。 ) 粉末、 硝酸カ リ ウ ム ( K 2 Ν 0 3 ) 粉末、 硝酸 カ ル シ ウ ム ( C a ( N 0 3 ) „ ) 、 硝酸ア ン モ ニ ゥ ム
( N H 4 N 0 3 ) 粉末、 硝酸ナ ト リ ウ ム ( N a N 0 3 ) 、 塩化亜鉛 ( Z n C i 2 ) 、 硝酸亜鉛 ( Z n ( N 0 3 ) 9 ) 、 尿素粉末、 塩化バ リ ウ ム ( B a C J 2 ) 、 ポ リ ビニ ル ア ル 一 ノレ粉末、 カ ノレ ボ キ シ メ チ ノレ セ ル ロ ー ス粉末、 ア ラ ビ ア ゴ ム 、 ゼラ チ ン、 ポ リ ア ク リ ル酸 ソ ー ダ、 ポ リ エチ レ ン ォ キ シ ド、 メ チ ル セ ノレ ロ ー ス の少な く と も いず力、 1 種以上の も -の で構成 さ れてい る 請求の範囲第 1 1 項記載の 印刷機用 口 .— ラ の製造方法。
1 3. 気体が、 空気、 炭酸ガ ス 、 チ ッ 素ガ ス の いずれか で あ る 請求項第 1 1 項記載の 印刷機用 ロ ー ラ の製造方法。
14. 酸又 は ア ル カ リ 性薬品 に よ り 可溶な物質が、 鉄、 ァ ノレ ミ ニ ゥ ム 、 錫、 亜鉛、 マ グネ シ ウ ム の いずれかで あ り 酸は塩酸又 は硫酸で あ り 、 かつ 、 ア ル カ リ は水酸化ナ ト リ ゥ ムであ る 請求項第 1 1 項記載の 印刷機用 ロ ー ラ の製造方 法 ο
1 5. 有機或い は無機の発泡剤が、 ァ ゾ ビス イ ソ プチ ル 二 ト リ ノレ 、 ト ノレ エ ン ス ル フ ォ 二 ノレ ヒ ド ラ ジ ド 、 ρ — ρ ' ォ キ シ ビ ズ ベ ン ゼ ン ス ノレ フ ォ ニ ノレ ヒ ド ラ ジ ド 、 ジ ニ ト ロ ソ ぺ ン タ メ チ レ ン テ ト ラ メ ン 、 ァ ゾ ジ 力 ノレ ボ ン ア ミ ド 、 炭酸水 素ナ ト リ ゥ ム 、 炭酸ア ン モ ニ ゥ ム の少な く と も いずれ力、 1 種以上の も のであ る 請求項第 1 1 項記載の 印刷機用 ロ ー ラ の製造方法。
1 6. 多孔性物質が、 コ ル ク 粉末、 ウ レ タ ン フ ォ ー ム粉 末、 ス ポ ン ジ ゴム粉末、 含浸紙粉末の いずれか 1 種で あ る 請求項第 1 1 項記載の 印刷機用 ィ ン キ ロ ー ラ の製造方法。
1 7 . 水可溶性物質、 酸又 は ア ル カ リ 性薬品 に よ り 可溶 な物質の母材への添加量が、 母材 1 0 0 重量部 に対 し て 1 0 〜 4 0 0 重量部で あ る 請求項第 1 1 項記載の 印刷機用 ィ ン キ ロ ー ラ の製造方法。
18. 水可溶性物質、 酸又 は ア ル カ リ 性薬品 に よ り 可溶 な 物質の粒径 は、 5 〜 1 0 0 >a m で あ る 請求項第 1 1 項記 載の 印刷機用 ィ ン キ ロ ー ラ の製造方法。
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公开号 | 公开日 | 专利标题
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法律状态:
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优先权:
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